チーム開発に「絶望」してから、アジャイルに「没頭」する物語【#02】やっぱり、チーム開発がしたいです、、、

アジャイル物語

「シマヅさん、一緒に設計の
 ディスカッションしましょう」

 

彼の名前はコーン
ロボ社に新しく正社員として入社した、
ロボットやLinuxに強いタイ人のエンジニアだ。

 

日本の大学院を卒業しているが、
日本語はたまにわからないらしい。

 

しかし、漫画やアニメに例えると、完全に理解する。
クールジャパン万歳。

 

「もちろんだよコーン。
 ディスカッションしよう」

 

コーンはiPadを使いこなし、
アーキテクチャ図を書いて
説明してくれた。
ディスカッション後、Slackですぐに共有してくれた。

 

これまでのチームの状況からは考えられないくらい
一緒に仕事がしやすい】エンジニアだった。

 

「いいねぇ、コーン!」

 

「アリガトゴザイマス」

 

「いやなんで急に『日本語はできないです感』だすんだよ笑」

 

冗談も言い合える関係性で、おかげでずいぶん楽しくなった。

 


 

「シマヅさんの実装、読みました。
 分かりやすいですね。
 しかし、ここはもっとこんな風に書くと
 分かりやすくないですか?」

 

「おお、確かに。いいねそれ!」

 

実は、
チーム状況はイマイチな時期も、
それほど仲は悪くなく、
歳も近いメンバーで、そこそこ楽しかった。

 

しかし、 仕事そのもの が 楽しい
と感じたのは久しぶりだった。

 

また彼はとても勉強熱心だった。
プログラミング能力もグングン高まり、
職場で最も デキる エンジニアとなった。

 

「コーン、この要件にピッタリな
 デザインパターンないかな?」

 

「シマヅさん。ここのコードレビューしてください」

 

コーンとぼくは、
仕事の合間などに勉強も始めた。

楽しい日々の中で、「改善されない仕事」も見えた。

 

・開発責任者の方針は変わらず、「1人1範囲」で被りが少ないように担当。
・タスクの要件が曖昧で、担当エンジニアが要件を何度もヒアリングする状況。
・ビジネスが曖昧で、曖昧な作りしかできない。後からひっくり返る。

 

漠然と
「エンジニアもPM的な能力が必要なのかも」
と思った。

 

「PMって、何するヒト?必要?」

 

「うーん、何するヒトかと言われると、、、」

 

しかしコーンの質問には答えられなかった。

 

そんな中でぼくは

 

「いつでもどこでも、
 チーム開発をちゃんと実践したり
 マネジメントできるような
 スキルが欲しい」

 

と思うようになった。

 

チーム開発を学ぶためにどうするか考えた。
フリーランスエージェントに相談したり、
勉強会で話題にしてみたりすると

 

「アジャイル」

 

「スクラム」

 

という単語をよく耳にした。

 

これまでも

 

なんちゃってアジャイルやってます」

 

と言っている企業さんは話したことがあったが、

「スクラム」がどんなものなのか

理解できなかった。

 

募集要項で「スクラム経験者」の

文言をみたことあるくらいだ。

 

スクラムについて記事を読んでも、
実際どんなものなのか理解できなかった。
「百聞は一見に如かず」の精神で、
実践できる職場を探した。

 


 

「今後、どんなエンジニアになりたいですか?」

 

「どんな組織でも、円滑なチーム開発ができる
 エンジニアになりたいです。」

 

コーンと働いた日々のおかげで、本心からそう言うことができた。

 

そうしてぼくは、スクラム開発を実践する案件に参画した。

 

今までのぼくに無い観点で、経験を積める。

 

その期待感も相まって、更に成長できる気がした。

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